仕事論・創作論
2024年3月25日

作業のデュアル化 / 『駆け出しクリエイターのための時間術』

前におすすめのポッドキャストを2つ紹介しましたが、実はポッドキャストを聴き始めたきっかけの本があるのでその紹介。

紹介したポッドキャスト
コテンラジオ
みんラボ

『駆け出しクリエイターのための時間術』

著者:三浦崇典

著者はプロのカメラマンだけど、会社経営したり書評の連載とかコンサルやったりと色々なビジネスされてるっぽい人。著者のことは知らず本だけ知って読みました。

フリーランスとかのクリエイター向けにスケジュール管理について書かれた本で、具体的なノウハウと、クリエイターもビジネス思考をちゃんと持ったほうがいい的な話をされてます。
けっこう良かったと思うので、そのなかのいくつかを紹介。

スケジュールの組み立て方

自分の作業に効果のある締め切りを細かく設定して、集中して作業しようという話。

たとえば、喫茶店で作業するならその喫茶店の営業終了時間を自分の作業の締め切りにすると、絶対に店を出ないといけないから効果が高いとか。

あと仕事でトラブルが起きてスケジュールが狂わされるのは常にあるから、予備日など「調整枠」をスケジュールに最初からいれておこう。などなど。

生活必要時間

スケジュール表をつくったら睡眠・食事・家事などの時間は「生活必要時間」として最初に書き込む。その時間を「この時間は仕事ができない時間」として意識すると、自由な時間がいかに少ないかに気づきます。

そして生活必要時間は削らない。睡眠時間をけずってクリエイティブなことはできない。残った時間で自分のクリエイティブの密度をあげて活動する。

個人的に嬉しかったのがここの書き方↓

ここに介護や育児、闘病等が入ると「生活必要時間」は増大して、その分、自由を生み出せる時間帯が減少します。

何に嬉しかったかって言うと、ほとんどのビジネス書は独身の人を想定して書いているように思う。「朝7時から朝活しよう」とかね「それ子供いたら無理じゃん」って子育て中の僕はよく思ってるんですが、この本は介護や育児までふれててくれて、すごく嬉しかった。

インプットは仕事

クリエイターにとってインプットは大事だから映画鑑賞なども仕事だとおもって堂々とやろう的なことを書かれて、そうだなーって思った。

僕の場合、映画・テレビアニメ・漫画・ゲームとかインプットだと思ってるけど、いままでだと漫画よんだあとって後ろめたさがちょっとあったんだけど、インプットだって思ったら漫画読んだ後に「よし、インプットしたし仕事しよ!」って積極的に思えるようになった。逆にだらだら漫画を読まないようにする気持ちにもなった。

などなど。

それで、僕がポッドキャストを聴く理由

そんなスケジュールのテクニックの中にあったのが「デュアル化」
1つ行動に2つ以上の意味を持たせるってことで、例えば通勤のときに読書して「移動&インプット」をするとかってこと。

それでいま僕は家事のときにポッドキャストを聴くようになりました。

僕の家事は洗濯機のセットと干し、洗濯物たたみ、朝と晩の食洗機セット、などがあるんだけど今までは「家事してると仕事する時間減るんだよなー」っていうストレスだったんです。でもそれをインプットの時間だと思えばそれほど苦じゃなくなった。

そのながれでコテンラジオとみんラボ(いまはTALENT TALK)を聴いてます。

というわけで、この本とポッドキャストおすすめの話でした。

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