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2024年2月13日

おすすめポッドキャスト『みんラボ』

前回につづいて僕が聞いてるポッドキャストの紹介。
みんなの才能研究所「みんラボ」です。

「みんラボ」とは

コテンラジオの番外編に出演してた「握手をしたらその人の性癖がわかる、才能博士たかちん」がやってるポッドキャストです。

「みんラボ」「みんラボ2」「SAI」というふうに名前と内容が変わっていきます。僕はいま「みんラボ2」を最後まで聞いたところです。いま調べたらSAIはTALENT TALKっていう名前に変わったらしい。

たかちんさんは人や人の才能に興味があって、才能というのを独自の解釈で捉えられているひと。人に会うとその人の特性を即座に見抜く力を持っていて、面接しても数十秒でその人のことが見抜けると。

たかちんさんの他に聞き役が2人いて、コテンラジオの深井さんとよっしーさん。よっしーさんはUターンという会社を起業したあと、退職されて農業してる人。よっしーさんの経歴の話もあってそれもかなり面白いです。

たかちんさんの言う才能

みんらぼを全部聞いて僕なりの解釈で説明しますと、ここで言う才能は「絵が上手」とか「サッカーがうまい」ではなく、たかちんさんは「ついついやっちゃうこと。自分の欲求をかなえるためにする手段」という言い方をしています(この定義もアップデートがされているので、最新はちがうかも)

聞いた印象としては”特性”って言葉が近いかなと思いました。それを”才能”という言葉で説明してくれるわけですが、具体的に言うと「人の話に共感しちゃう」「すぐ調べ物をしちゃう」「話をきいて構造で理解しようとする」「言語化がすき」「すぐ行動する」「1つのことをじっくりする」「新しいことに手を出す」などなど。たぶんこの才能は人の数だけいくらでもある感じだと思う。

いままでの人生をふりかえって「そういえばいつもこういう行動パターンしてたな」みたいな感じで見つけます。

「1つのことをずっとやる」というのは才能だって思いやすいし、逆に「1つのことが長続きしない」というのは才能がなさそうに思えるけど、たかちん的にはそうではないです。その人は「新しいことをすぐはじめる」という才能があって、それをずっと続けているという解釈になります。「そもそも人は自分にあった才能しかつづけられない」という話なので、長続きしないというのは才能がないのではなく「すぐに気持ちを切り替える」ということが長続きしてる。

これは、得意不得意みたいな解釈じゃない。不得意も別の説明で「これが得意」って言い方になる。そして、いろんな人がいるから、その種類やバランスがみんな違ってて、それぞれに才能がある。そしてたかちんさんはすべての人がその人なりの才能を発揮できるようにプロデュースしてあげれる人です。ぼくもプロデュースされてみたい。

才能発揮の阻害要因

ようは自分らしくリラックスして能力を発揮できればとてもよいのですが、もちろん簡単ではありません。その才能を発揮できなくするものを阻害要因と呼んでいます。

その要因を心理学でいわれる「HARMの法則」で説明します。
(これはメンタリストDaigoさんが言ったものらしい)

人の悩みはHARMの4つに分類できるというもの。

・Health(健康)
・Ambition(夢・将来・キャリア)
・Relation(人間関係、家族、友人、職場など)
・Money(お金)

この4つに不安があると、人部の本来の才能が発揮できないと言うのがたかちさんの阻害要因。つまり、睡眠不足で働いて上司が酷い人で給料も少なくて将来の展望も見えないブラック企業は4つともダメっていう話。

この4つのポイントを解決する、というか阻害要因から離れれば才能が開花できる。ちゃんと寝たり食生活を整えたり、転職や部署移動して嫌な人から距離をとって、安心できるだけの貯金を持つ(貯金じゃなくてもいいけど)、明るい未来をもてるようにする。

ようは、いろんな面で無理をしないですむようにするってことかな。簡単じゃないことも多いと思いますが。

組織の中でどうするか

1人の才能を発揮させるのはまだやりやすいですが、組織になった時に他の人と仲良くやりながら才能を発揮させるというのが難しい。それぞれの才能をすべて発揮させたいけど、お互いの才能が助け合えることもあれば、才能と才能が邪魔し合うこともある。

組織の人数が多ければマネージメントすることも増えてしまう。組織の中での才能発揮はむずかしいという話もありました。じゃあどうしたらいいかはまだ「みんラボ」では話されてないです。

聞いてて僕が思った解釈

僕なりに変な例えを書きますが、この才能は色みたいな感じかなと思いました。

色には赤とか青とか黄色とかあって、何が一番いい色かは決められない。たぶんその状況に適した色がある。

そして色の例えをすると、綺麗な色と綺麗じゃない色っていうことも考えそうだけど、綺麗な色の方が良いというわけでもない。彩度が低い色が必要なときもあるし、そしたら映える絵というのもある。

人が集まって組織をつくるなら、いろんな色があつまって絵を描くように、すべての人が同じような色をもっていると名画ができるわけではない。赤とか青を使うように、高彩度の色と低彩度の色を組み合わせて1つの絵を描く。そうなったとき組織がうまくいく。だから、この人と一緒だと上手くいくけど、この人とだと上手くいかないなってこともある。それは上手くいかなかったときの相手の人が悪いのではなく相性が悪かったとか。

詳しくはみんラボを聞いてほしいけど、だいたいこんな感じです。

みんラボの不思議な流れ

これは後日書くつもりだけど、僕の才能として「言語化するのが好き」「説明するのが好き」ってのがあります。なのでいまみたいに長々と解説記事を書いてしまう。

だけど、たかちんさんが明らかに言語能力が弱いんですよ。聞いてて僕は笑っちゃうんですけど、メインプレゼンターのたかちんさんが全然言語化できてなくって、たかちんさんが「最近こんなこと考えてるんだよね」って話をちょっとしたらあとは深井さんとよっしーさんが「それってこういうことだよね」って解釈をずーっと話すってことが多いです。

たかちんさんは感覚的で天才肌って感じで、あまり自分の感覚を言葉にするのが得意ではない。言葉を覚えられなかったり読書が苦手だそうで、言語に対する能力が低い。悪口ではないですよ、そういう才能だということ。

あと、たかちんさんは自分が感じたことや考えてることが他人とどれくらい同じかっていうことへの意識が低いんだと思います。自分ができることは他の人もできるって素で思ってて「これって簡単なことで〜」「これはシンプルなやり方で解決するんだけど〜」って話出したら2人から「いや、それ難しいよ」ってつっこまれることも多い印象でした。でも、そういうツッコミにたいしてたかちんさんが「そっかー」「そうだよねー」ってライトに受け止めてるのも印象的。3人がすごい仲良しで本音で語り合ってる関係がすごい。

(逆に、僕は自分の感覚や意見が他人とどれくらい似ているのか似ていないのかが常に気になります)

3人の雑談回がすごい

たかちんさんが講義をするっていうより3人の雑談みたいな回が多いです。そして話の内容が本質的になればなるほど抽象的な話になってしまって、具体的なノウハウが欲しい人にはもどかしいと思います。というか僕が思ってました。

リスナーさんをゲストに招いて才能診断をする回ってのが途中からでてくるんだけど、そこで具体的な才能の話をされてるのが良いです。でてくるゲストさんの仕事や人生の話も面白いから、もっといろんな人の話とか才能の話が聞きたいって思っちゃう。

でも、メイン3人の雑談をききながら自分だったらどうだろうっていう内省するのもよいです。大事なことを話してるし、いろいろと考えさせられるポッドキャスト。

そして次のポッドキャスト「TALENT TALK」では具体的なやり方を語るって言っていたので。みんラボを2年くらいやってたかちんさんが感覚的に分かっていたことが体形立てられてきたのかなと予想します。

というわけでこれからをTALENT TALK聴きます。

あ、あと思い出した余談だけど、自分が才能だと思ってた能力がもともと持ってたものじゃなくて「自分が持ってないからこそ憧れて伸ばした能力」って場合もあって自分の才能が実は真逆だったパターンもあるらしいです。そういう話も面白いね。人間って面白いなーって。

リンク

spotify、みんラボ〜みんなの才能研究所〜

spotify、みんラボ2

TALENT TALK

たかちんさん X

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