



【イラストレーターや漫画家を目指したら まわりに反対された時にどう考えるかという話】【課題を自分で見つけるかどうか】
【イラストレーターや漫画家を目指したら
まわりに反対された時にどう考えるかという話】
こんにちは。暑いですね。7月です。
コロナが収束するのかなーって思ってたらなんかゼンゼンですね。
コロナなんでオンライン飲み会にたまに誘われて参加します。僕が飲んでるのはカフェオレなので飲み会というよりお茶会です。そのオンライン飲み会で藤岡定(さだむ)さんと話したことを記しておきたい。
定さんは僕が九州芸術工科大学のときの先輩で、芸工の卒業生たち4人でanno lab(あのらぼ)という会社をつくって、メディアアート的な展示物とかいろいろと面白いもの作ってる人です。
その定さんにこういう質問をしました。
泰人
「イラストレーターや漫画家になろうとするとまわりから「そんなの成功しないよ」って言われる人が多いですよね。ネットでそういうエピソードを見かけるわけですけど。でも芸工生は反対しないと思うんですよ。僕はいまコマ撮りアニメっていう仕事でフリーランスやってて、定さんも友達4人で会社を立ち上げたときも、まわりの芸工生は「いいんじゃない?」くらいの反応だったと思うんです。その違いって何だと思いますか?」
以下、定さんの言葉を僕が思い出して書いてます。
定さん
「課題を自分で見つけるかどうかってことだと思う。
僕は九州大学の工学部から芸工院に来たけど、工学部の研究室はゼミの先生がやってる研究テーマをゼミ生が手伝うのが主流で、つまり課題を考えるのは先生やドクターの先輩。その下の生徒は与えられた課題をやるという形。
それに対して芸工のゼミは課題を自分で考えるのが主流。その感覚は1年生のころからある。でも自分で課題を見つけられない人の方が圧倒的多数で、そういう人たちは会社に入って課題を与えられた方が楽に生きられる。
芸工生たちは卒業したら就職せずに独立したり起業する人たちも、特に僕らの周りには多いよね。その意識の違いなんじゃないかな。僕は自分で課題を見つけることの方が楽しいと思うけど」
なるほど、と思いました。
森博嗣の小説にもありました「問題を解決するよりも、問題を見つけるほうが重要」って。研究もドクターになると課題を見つけることがメインの仕事になるって。
フリーランスという働き方はは自分の課題を自分で見つけて自分で解決方法を考えて実行していかないといけないんだと思います。会社員でも課題を見つける人もいるし、課題を見つけないといけない役職はあると思いますが、全員ではないし基本的に分業してやってる。フリーランスは自己責任で課題に全部対処しないといけない。それをやったことない人には作家とかフリーランスという働き方は未知すぎるんだと思う。だから「上手くいかないよ」って言葉しか出てこないんじゃないかな。
【課題を自分で見つけるかどうか】
2022/07/28