


心に余裕を。手にはアイスクリームを。
今日は自分の思い出を語るおじさん。
中学の修学旅行のときにレクリエーション係というのになりました。
修学旅行でバス移動をする時にクラスみんなでする遊びを考える係。他の学校ってこういう係あるんですかね?
修学旅行の1ヶ月くらい前からレク係の数人が放課後に集まるのですが、他のメンバーは企画をぜんぜん考えませんでした。考えてたけどノリだけでしゃべってて具体的じゃないというか、仕事が進まないまま毎日が過ぎました。僕は焦ってましたが陽キャたちに意見を言える強さはなく、ひとりで悩みつづけて胸がすごく重く感じるようになった結果、ご飯が食べられなくなりました。レクリエーション程度でそんな悩むなよって感じですけど。
ご飯を食べなかったのは人生で初めてのことで、母親も心配してくれて学校の先生にこっそり連絡してくれました。先生はそれまで僕らを放置してたけど、進行具合をチェックしてくれるようになって、メンバーも仕事をするようになって、だいぶ楽になりました。
とはいっても当日のレクはぐだぐだな感じですぐに終わりました。
それで自由時間になったらクラスメイトはおしゃべりしたりトランプで遊んだりとても楽しそうでした。企画は失敗したけど結果オーライだったのです。勝手に僕だけが責任感を強く持っていたのでした。
でも胸が苦しかったのは忘れられなくて、僕は強く思いました。
「あんな辛い気持ちになるくらいなら真面目に仕事はやらない」
「まわり(友達)が楽しいことのほうが大事」
それで高校では学校行事に関わらないように過ごしました。
大学に行ったら学園祭とかサークルにやる気のある友達がたくさんいて、逆にびっくりしたのを覚えてます。あれは幸せだった。
今はプロ同士で仕事をすれば上手くいくのを実感しています。
それで中学の時の苦しかった気持ちはすでに薄れて変化して、
今の僕のスタンスは「まず心に余裕を持つ」になりました。
心がざわついたり、暗い気持ちになったり、慌しくなるのがとにかく嫌なので、それを回避するために日々がんばってます。細かいことですが「まず余裕を持って」から行動するという順番です。余裕がないと何もできません。
新しい仕事が来た時とかプレゼンとかで落ち着かなくなったら
「大丈夫、これは大した仕事じゃない。失敗しても死にはしない」と言い聞かせてます。大した仕事じゃないなんて相手に失礼なので口には出しませんが、プレッシャーで仕事がダメになるよりは無責任な感じでリラックスして、いい仕事が出来るようにと思ってます。
うん、無責任とか言い方がよくないけども、
常に心に余裕をもっていたいのです。
【 心に余裕を。手にはアイスクリームを。 】
2021.08.03
暑いですね。