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コマコマ隊のコマドリルはじめました。

こんにちは。
今日は大きなニュースです。
コマ撮りの作り方についてのサイトを立ち上げました。
その名も「コマコマ隊のコマドリル」です!!

kkt_header

komakomatai.com

コマ撮りの作り方についてはもちろん、コマ撮りのソフトウェアのドラゴンの使い方や、コマ撮りを作っている会社やフリーランスの人などを紹介していくサイトです。

ドラゴンはね、日本語で解説しているサイトが全然見当たらないんですよ。英語とか、あとYouTubeに英語で説明している動画はあるんだけど、日本語がなくて。Yahoo!知恵袋とかでたまにドラゴンについての質問とかがあるんですよ。当然それに答えれる人がいなくて、アンサーがないまま締め切りになってるのとか見かけまして。なんとかしたいなーって思っていたのです。それと自分用にもドラゴンの使い方をメモって置ける場所がほしかったのです。

コマ撮りを作っている人を紹介したいというのもずっと前から思っていたことでした。たぶんなんですけど、映像業界の中でコマ撮りの需要ってけっこうあって、それに対して供給が足りてない感じがします。いや供給が足りないのではなく、誰が作っているのかが知られていないという印象。僕のとこにも「コマ撮りしたいんですけど、どうしたらいいですかー?」っていう泣きそうな相談があるんですが、彼らはコマ撮りを作ってくれる人をネットで一生懸命探して僕に行き着いてたりするんですよ。たぶん、僕かドワーフに行き着いてます。だからドワーフさんはめっちゃ仕事してます。正直ドワーフさんだけで手がまわってないと思います。

でも僕たちコマ撮り業界の中の人同士ならどんな人が作っているか知っているので、そこで人を紹介するんですけど「もっと映像業界全般にこの人のこと知られないかなー」とか思うんですよ。

タレント名鑑があるように、コマ撮り作家名鑑がほしいなと思ったのです。

映像業界向けなのと、もう一つは学生向けっていうこと。僕はわけもわからずフリーランスで仕事をはじめました。会社員になる以外にこういう働き方があるって全然しらなかったです。作家という言葉は知ってましたが、どうやって個人で働くかなんて学校で教えてもらえなかった。だから、コマ撮りの世界でどういう種類の仕事(監督・美術・アニメーターなどなど)があって、どうやって働いているのか(会社・個人・ユニットなどなど)を若い子に教えていけたらいいんじゃないかって思ったんです。

うーん、なんでこのことをコマドリルの中で書かずに無重力に書いてるんでしょうね。ちょっと気負いすぎてるからかな。コマドリルは気負ってない雰囲気でいきたいから(笑)

サイトを作ってくれたのは大学の先輩の越智さん。僕のコーチングの人でもあります。コーチやっててサイトも作れるってなると、他人に紹介するときにわけわからん印象になる。

越智さんのサイト

そして隊員紹介をしよう。

河上ののこさん
コマ吉とパラパラのお世話係という名のイラストレーター。こちらは大学の後輩です。在学中は会話をしたことがなかったのですが、彼女のイラストがすごい好きだったので、こんかい大学の友達づてに紹介してもらって、コマコマ隊に入隊してもらいました。たのんで本当に良かった。ただの情報サイトではない世界観になってすごく嬉しい。ありがとうののちゃん。

あべやすこさん。
彼女はアニメーターさん。美術制作もできます。なんというかコマ撮りの好みが僕とめっちゃ合う人。ここ2年くらい彼女と仕事をよくしています。撮影の最中もすごく相談に乗ってもらってます。そしてドラゴンにすごく詳しい人。これからドラゴンについてとかつくり方についての記事はあべさんと僕で書いていきます。

長島大賀くん。
武蔵美にいたときに独学で人形アニメを作ったすごい人。アーマチュアっていう人形の骨格も金属加工からオリジナルで作れるすごい人。あとイラストも上手だし楽器もできて万能なの?って思うイケメン。美術とかアーマチュアの関する記事とかは大賀くんと書いていくつもり。

こんなメンバーでやっていきます。メンバーを増やすかとかはわかんない。メンバーじゃない仲良しさんいっぱいいるし。たぶん、いろんな人に取材協力をしてもらうと思う。

コマドリルについて考え始めたのが去年の4月だったと思う。すごい時間がかかった気もするし、1年ちょっとでできたのなら早いと言ってもいいかも。4月からぼんやり考え続けて、たぶん8月とかにあべちゃんと話して、12月頃にののちゃんにイラストを描いてもらって、記事を準備して、4月からサイト構築して7月4日にオープンしました。

夢を言うだけならいつかイベントをしたい。「コマ撮りフェスティバル」みたいな。コマフェスとか言っちゃうような。コマ撮り作品の上映会をして、作家のトークショーして、コマ撮り体験ワークショップして、プロが目の前で作るの見せてくれたりするような色んなことを夢見てます。

無差別級紙芝居っていうイベントが好きだったから似た感じのでもいいなーって思う。「天下一コマ撮り武闘会」みたいな。コマ撮り作品同士が戦ってトーナメントするみたいな。書いててこのイベントがいいのか分かってないんだけどね(笑)

イベントができるかわかんないし、いつやるのかわかんないけど、夢としてここに書いておこう。

そんなこんなで、ちょっと新しいことを始めました。お付き合いください。

『NOISY HEAD DISCOTHEQUE 2.0』

自分の映像の紹介をしていこう。

NOISY HEAD DISCOTHEQUE 2.0

ノイジー、ヘッド、ディスコテック、ニーテンゼロ
と呼びます。
頭がうるさい人達のディスコ。

2004年制作
芸工大2年生のときに作りました。
初めてつくった映像作品。

僕は大学に入ってから初めてパソコンを買いました。MacのG5(銀色のごっついやつ)。
高校の時は父親のMac G4(ちょっと透明で丸くてごついやつ)でインターネットやってたくらい。
芸工大に入学して、先輩たちが校内でアートっぽい展示会をしてて、
そこで自主制作の映像作品というものを初めて見て、
(3DCGで骸骨がバンド演奏してるやつ。リンキンパークの曲だったはず)
「個人で映像って作れるんや!」と感動。

そのあとIllustratorとAEを勉強して、
「イラレで書いた画像をキーフレームで動かせばアニメっぽいのができるな」と思い
1年生の春休み中ずっとこれの制作してまいした。

主人公が歩くアニメーションは20コマで描いてますね。
普通、歩くアニメーションて8コマとか12コマとか16コマとかで作るんだろうけど
アニメーションの勉強をしたことなかったら、そんな数字に。
4で割れるコマ数が便利なんです。2で割ったあとにもう一度2でわれると
ポーズの間を作っていきやすい。
ま、別にどんなコマ数でもいいんですよ、動けば。

歩くアニメーションが完成した時はすごくうれしくって、
ずーっとループ再生して眺めてたのを覚えています。
コマ撮りもそうですが、やっぱり動いた瞬間が一番感動します。

完成したときは石野卓球の『IN YER MEMORY』をBGMとして使ってました。
『MEMORY』って映画を見たんだよね。それのテーマ曲で、まんま使いました。
当時は学内の展示会でしか上映していなかったので、
著作権とか気にせず、みんな好きな曲をBGMに映像を作っていました。
『IN YER MEMORY』を知ってる人はわかると思うけど、
曲の途中でロケットが発射するSEがあるんだよね。
だから頭も発射したんです。

映像をとりあえず作ってみたい人は好きな曲のPVを作るのがおすすめですよ。
曲から映像をイメージしやすいですし、
Aメロ、Bメロ、サビ、間奏、とかって展開がすでにあるから
起承転結を悩まなくても曲に合わせていけば完成します。
楽なのでPVばっかり作ってたら実力つかないけどね、という釘も刺しとくけどね。

その数年後に出会った音大生のわたなべまさひと君に
映像からオリジナル曲を作ってもらって
それがTV BOYというタイトルなんですが、
それでYouTubeにアップしました。
曲を新しくしたのでタイトルに2.0を付け足したのです。
(わたなべくん、何年も連絡取ってないけど元気だろうか)

インターネットが発達して、いろんな人の経験や知識がすごい速さで人々に広まって
集合知とかがもっと発達した先に人類の次の進化があるんじゃないか
みたいなことを考えながら作りました。嘘です。