練習だけしてても、そりゃダメなんですわー。

作品が100個あるって書いたけど、全部が3分とか4分とかってボリュームではないです。短い作品もありますよ。2〜3年前はVineで公開する仕事が多かったので、Vineって6秒の動画だから6秒の映像も20個近く作ってます。そういうのもあわせて100個ね。

短いものが長いものよりランクが下だとは思いません。
撮影するコマ数は少ないですけど。
短いものには短い世界での成立のさせ方があったりするわけですよ。

短いものばかりを作ってても長いものは作れるようにはならないですけど。

そうそう、ピクサーの本にも書いてありましたよ。

『ピクサー流 創造するちから』という本です。
分厚いですがおすすめ。超おすすめ。

Amazon『ピクサー流 創造するちから』

ピクサーの社長であり、いまのディズニーアニメーションスタジオの社長であるエド・キャットムルさんが書いた本なんですが、アート的な作業をちゃんとビジネスにするにはとか集団で作っていくにはどうしたらよいかという事がこれでもかと書いてあります。
ハウツー本みたいに方法論だけを書いたものではなく、キャットムル氏がこれまでの経営の中でいかに悩んで試行錯誤してきたかという奮闘記なので、読んでて面白いです。会議の席順が大事だと気づいてから「この机をいますぐ捨ててくれ!」って叫ぶくだりとか、イイです。ピクサー作品の脚本がなぜあんなにも優秀な点数を出し続けているのかも作り方について書かれています。

その中にあった話。ピクサーは毎回、本編の前に短編を発表していて、そこであたらしい技術を試したり若手を起用したりしてるんですが、それをやってて結果として分かったのは「(監督や脚本家には)短編を何本も作っても、長編を作る力にはならない」ということでした。

これは短編がダメということではなく、短編と長編はまったくの別物ということ。
ストーリー展開・カットの間やテンポ・ストーリー説明の量・台詞回しなどなど、すべてが短編と長編では適したバランスが違う。

つまり、長編を撮りたい人は、長編を撮りにいくしかないんです!
短編で練習をしてもいいけど、練習はあくまで練習なんです。

漫画を描きたい人は、1枚イラストの練習ばかりしていてもダメなんです。

バッティングの練習だけしてても、それは試合ではないんだよ。

本番を迎えな!

練習ばっかしてないで!

あー、だれに何を言っているのわからないけど。
そういうことよ。

あ、それと、本番を迎えるというのが一番成長します。
練習効率がハンパなくいいです。

これはピアノの練習をしていた兄貴が言っていたんですけど、

発表会に出るって決まったら、練習の質が変わった。
あと、発表会でしたときの失敗とかがすごく意識されてて
普段の練習とは全然ちがう。
成長の度合いが違う。

この場合の本番というのは「人に聞かせる」というのが大きいかな。

人に見せないと、成長しないよ。
友達にでもいいし、YouTubeでもいいし、路上でもいいけど、
何かつくっているなら人にみせないとダメですよ。

これは本当にダメですよ。
人はひとりでは成長しないからね。残念なことに。
ひとりで成長できたらいいんだけどね、どうにもできないんだよ。

無様な自分をさらすことになるけどね、
人に見せて、リアクションをもらいなさい。
良いリアクションも悪いリアクションも、全部自分の血と肉になるので。
食べ物はよそからとってくるでしょ。
自分の肉を食べていてもそれは栄養摂取ではないのよ。

あーなんで、こんな厳しいこと書いてんだろ。
もういいや、書くことストップ。

通販でカラーボックス買ったんですよ。2個。
でも組み立ててみたらサイズを間違えてたんですよ。思っていたのより20cmも高かったんです。組み立ててる時は横に倒してたから全然気づかなくてですね。ネジをぜんぶ閉めて、ヨイショって立ててみたら「ん???高い???」ってなって。
これだと置きたいところに入らないんですよ。
ちょっと今落ち込んでるんです。

じゃあね。