公園でペットボトルのまわりをぐるぐる回る話。

iPhoneが壊れました。
電話の声だけ聞こえないという故障。
映像のBGMとかは聞こえるしスピーカーモードにすると声は聞こえる。
再起動しても治らなかった。
イヤホンをさしたら聞こえたので、電話がくるたびにイヤホンをささないといけない。
あ、着信音は鳴ってるのは不幸中の幸ですな。

LINEとかFacebookのMessengerの通知もこなくなって、アプリを開くと未読メッセージがパラパラって増える。(ズラズラっと増えたりはしない。そんなにやりとりしてないから)これも設定でかわるっていうのを調べてあらゆる部分をいじったし再起動したけど直らなかったよ。
買い換えろってアップルがいってるのか。

 * * * * * * *

そんなことよりコーチングの話をしよう。
コーチングというのを受けています。

コーチング?なにそれ?

いきなり何のことかと思うでしょうが、その説明をしよう。
といってもコーチングをうけてるだけの僕の説明なんで、
イメージというか正確な説明ではないというのはご了承願います。

芸工大のときの先輩の越智さんって方がですね、1年か2年前くらいに
「コーチングはじめます」って言い出して、僕もナニソレ?って感じだったんですが

サイトがこちら
こころの境界線研究所〜境を知る、越境する〜

アドレスが「落ち目」になってるのはわざとだそうで。
サイトを見に行っても胡散臭い宗教とかに見えるかも(笑)
研究所って言ってるけどいま越智さんひとりですよ。

そんなもんだから、実態について語ってみようかなと。

何をするかというとですね、ただしゃべるだけなんです。いまは1月に1回(最初は2週間に1度でした)、喫茶店とか越智さんの家にいって、それで1時間くらい僕がいろいろとしゃべって、越智さんはそれに相槌を打ったり、たまに質問をしたり、それに対して思ったことを言ったりする、というもの。

金を払ってそんなことしてんの?!

プロのコーチというのは聴き手のプロなんですよ。そこには話を聞く側のルールとかスキルが色々ありまして、相槌・質問・感想の言い方にさまざまなスキルがあるのです。越智さんを相手にして話をすると、自分が考えていることや最近の出来事から昔あった思い出とかいろいろと自分の中にあるものがひきだされて、それがつながっていって今の自分がどういう形をしているのかがわかるようなります。

「いま、これを気にしてるのって以前にあったあの出来事が原因だったのか!」
とか

「全然意識をしてなかったけど、自分にとってこれは仕事をしていく上でとても大事なことだったんだ!」
とか

「これを考えていたから、こんな行動になってるんだ!」
みたいな

そんな発見をしていきます。
小さい頃の思い出がいまの考え方を作ってることもよくあります。

コーチを触媒にして自己分析をするって感じですかね。
なので「仕事とか私生活とかで悩んでいる」までじゃないけど、なんか自分の生活ってパッとしないなー、とかって思ってる人はうけてみるといいですよ。自分の輪郭線というか、コアになっているものが発見できると、次に向きたい方角がわかるようになると思う。

しかも「発見」というのが大事だと思う。教えられるのではないです。僕が仕事の悩みを話しても越智さんは「じゃあこうしたら?」みたいな解決策を言ったりしません。原因を見つけてくれたりもしません。この点はスポーツのコーチとは違うのかもしれないですが。(スポーツをそんなしたことないからスポーツのコーチがどんなことしてるのか良くわからないですが)

話をしていく中で自分が原因とか解決策とかを発見していくのです。これはたぶん、コーチたちが持っているスキルによるものだと思う。

と言っても僕は「趣味は自己分析です」って言えるくらい自己分析が好きなので、コーチングが必要なほど自分に悩んでいるわけではないです。自己分析が好きだから、さらに進めたいって感じかも。

そうだな、越智さんがやってくれたことで会話以外の面白かったやつを書いてみるか。

僕が自主制作を作るときの悩みを言っていたときに
越智さんがペットボトルを持って
「じゃあ、その作品がこのペットボトルだと思って…
ペットボトルをここに置いて、その周りを歩いてみようか」
って言い出すんですよ。ちょっとびっくりですよね。

(そのときは公園にしまして、天気がいいときとかは公園でもやります)
それでペットボトルを地面に置いて、その周りとぐるぐる回りながらペットボトルを見たんですよ。

越智「どんな風に見える?」
泰人「うーん、なんかゴールデンレトリバーみたいな犬が座っている感じです(実際に見えてるんじゃなくて、思いついた想像の話をしています)」
越智「じゃあ、そこから10メートルくらい離れて…こっから見るとどう見える」
泰人「なんか、人とかがごちゃごちゃいる中に犬が埋もれている風景がみえます(そういう風景を想像したってだけです)」

みたいなやりとりをするんです。
それに対してさらに自分で「何でそう見えるのか」とかそこから思いつく全然違うこととか話すのです。

それ以外にも
「それを絵にしたらどんなタイトルをつける?」
「そのときの感情はポーズにするとどんなポーズ?」
みたいな。

これは後から聞きましたが、僕はビジュアル的な発想をよくするので、そういう視覚的な質問をするそうです。僕以外の人にはもっと違うアプローチで話すみたいです。

心理カウンセリングと似てるように思えますが、なんか方向性が違うかな。
心理カウンセラーの目的って、何かの解決とか、悪い方向を向いているのを良い方向に向けるとかだと思うんだけど、コーチングは分析というか、原因・要因を見つけることのが目的にあって、それを解決しようとはしていない気がする。原因に気がつけば解決させずとも気がすむという感じ。
いや、これは僕自身がそう思っていることかな。
自分を客観視できれば、原因がそのままでも半分くらい解決した様なものだと思うんですよね。
僕がそんな考えだから、越智さんも僕にそんな感じで接しているのか?

そしてコーチング事態にも色々と種類があるらしく、
ビジネスマン向けのコーチングとかだと目標達成にむけて自分に何が必要なのかとか、
達成してどう思ったのか、達成できなくてどう思ったのか。
そんなことを話すそうです。

説明はこんなところで。
たぶんコーチングについてはこれから何度も日記を書いていくと思う。

じゃあ、また。