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2023年9月5日

観客が望むものを最後に出すから面白い / サイト『物語の才能』『移動都市・モータルエンジン』

物語の才能 – 面白いストーリーの作り方 – というサイトに書かれている「面白いストーリーの作り方」がとてもすごいので最初に紹介します。これから僕がこのブログで映画の解説とかしてくけど、ここに書かれていることを引用すると思うので、もう最初に紹介しちゃう。
https://monosai.com/

このサイトに書かれていることはいわゆるエンタメでヒットしている多くの作品が備えている「やるべきこと」を書いている感じ。

脚本の書き方系の解説本を何冊か読んできましたが、このサイトに書かれていることは他では見たことがない内容だったし、エンタメ映画を作る方法としてはここに書かれているのが一番納得いきました。

サイトに書かれたテキストも膨大なので読むのも大変ですが、YouTubeの動画もあって見やすいです。そっちでは実際にストーリーを考えるというのをやっていて具体例があるのですごくわかりやすいです。

電子書籍もあって、サイトに書かれたことをふまえた続編。こっちもすごかったです。売れてるジャンプ作品の解説がすごかった。ぜひ買ってほしい。このサイトを書いた人、何者かわかりませんが感謝してます。

 
 
サイトの1つ目からすごいよかった。引用します。

面白さの正体は非常に単純です。そのストーリーから感じる心地よさです。これによって観客はいい気分を味わい、満足感を得ます。
物語の面白さの正体というのは心地よさです。
ではこの心地よさとはいったい何か?

観客は何によって心地よさを感じているのか?
この答えも非常に単純です。望んだとおりの展開になるからです。見たかったものがちゃんと出てくるからいい気分になります。

この通りなんですよ。アート系ではなくエンタメ系なら。ヒットしたいなら。
サイトではここからいろいろなパターンを解説していきますが、僕はこの理屈をしったときにある映画の失敗を思い出しました。それがこちら。

『移動都市 モータルエンジン』

予告編

これ、冒頭がすごく面白いんですよ。
詳しい設定わすれちゃいましたけど、人類は移動するメカ都市に乗って荒廃した大地を移動していて、主人公の女の子が住んでいるのはちいさな村って感じ。いくつかの移動する家があつまって群れで進んでいる。そこへ巨大移動都市「ロンドン」がやってきて、主人公たちの村はメチャクチャにされちゃいます。このシーンがとにかく楽しい!巨大な鎖がとんできたり、巨大丸ノコがブイーンッつって家を解体していったり。とにかくワクワクする。

そこから主人公は世界を旅します。海上都市があったり、空の都市があったり、ここも楽しい。

そして移動する人類とは別の、定住する人類と出会います。そこはダムのように家がいくつも積み重なって壁になっている都市。
この壁都市VSロンドンがこの映画のクライマックスです。あれ?ってなりました。

「メカゴジラVSメカガメラ」みたいなのを期待したら「メカゴジラVS要塞ダム」だったんです。片方がぜんぜん動かんやん!移動せん都市を持ってくるな!

それが残念。
続編つくられたらそういうシーンもでてくるのかもしれないけど。
あと予告編で「ロンドン」ってでてきて楽しかったからもっと「あれはニューヨークだ!」とか「トーキョー!」とか知ってる名前の都市が出てきて欲しかった。そこの有名な建物とかをゴテゴテ積み重ねた移動都市を見たかった。けどなかった。

この映画の設定は好きだけどね。移動都市民族と定住民族っていう設定は。とんでもSF具合も好きでした。

「物語の才能」ではもっといろいろな解説してるので読んでみてください。そして電子書籍も買ってください。著者に恩返しがしたい。

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