30代で作っておくべき1000のコマ撮り

赤ちゃんのうんちがヨーグルトの匂いに変わってきた。

うんちが臭かろうが、赤ちゃんはかわいい。

赤ちゃんがかわいくっても、くさいものはくさい。

そして、うんちやゲップの音がびっくりするくらいでかい。

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本を読みました。

『松下幸之助 若き社会人に贈ることば』PHP文庫

matsushita

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知らなかったですが、パナソニックって出版もしてるんですね。
グループ会社というのか。

松下幸之助さんを経営者として尊敬していると言った知り合いが何人か周りにいて、それで気になって読んでみました。

すっごい良いことがすっごいいっぱい書いてありました。全ページ良いことって感じ。「こんなのキレイごとだよ」って言われかねない。なんだろ、いろんなことについて書いているけどどれも精神論で、結局のところ「素直な心」が大事ということについて書いているのかな。ビジネスにおいても本当に大事なことはそういった精神論になるだろうなと思うので、松下さんの言う通りだと思った。こういう素直な心で謙虚さと向上心を持ち続けたからパナソニックは大きな会社になったんだろう。それがよく分かる本でした。

で、ちょっと僕が言いたいのがここからずれるんですが。
この本はすごく好きでした。読みやすい。すべておじいちゃんの語り口調で綴られていて読みやすいんです。これと似た印象だったのは養老孟司さんの『バカの壁』。あれもすごく読みやすかった。いろんな理論や考え方がすべておじいちゃんが子供にでも語るかのように書かれていて、話が1つの流れを持っていて小説のようだと思った。1つの話題が終わって次の話題に行くときもつなぎの言葉があって、たまに前に話した内容に戻ったりしてもちゃんと1つの結論につながるように語られているというか。

『若き社会人に贈ることば』はいろんな文章からの抜粋の本なのでそこまでの流れはないですが、語り口調というのは同じ。僕は、こういう本の方が好きみたいです。

逆に馴染めない本もありまして、その話がしたい。

前にザ・ビジネス啓発本!って感じの本を読んだことがあるんです。PDCAサイクルという手法がありまして、どういうのかというと、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返して、いろんな行動の改善をしていこうという手法。その手法にからめた働き方についての本でした。

これが、話が頭に全然入ってこなかったんです。PDCAは別に良い。良い方法でしょう。
だけどその本の書き方が「この本には3つのカテゴリーがあります、1つのカテゴリーには3つのテーマがあります、1つのテーマには3つのステップがあります~」みたいに全部の話がブロックに分かれていて、その上で11つのブロックについて説明されるんです。(なぜか全部3つだった)それで読みすすめて1つの章とか節を読み終えたときに(あれ、結局この部分の目的は何だったっけ?)ってなんて、数ページ前まで読み返して(そうそう、これが目的だったわ)となる感じ。

その本の書き方が悪かったという話なのかもしれないけど、それよりも僕としては「1つの話を3つに分類して、その1つをさらに3つに分類して~」みたいな書き方が馴染めなかった。全部バラバラにして説明されて、それぞれの関連がわかりにくくなってる印象。そんなに分解して説明しないとダメなものなのか?という感じ。流れが感じられないのが僕にとって辛かったのです。あー、それを言うとPDCAもダメだったのかも。行動して改善するってことを4つも段階にわけて説明しないと分からないものなの?とも思った。親切丁寧だけど。いや、僕も詳しく説明してほしいときがあるからこれの否定をそんなしたいわけでもないけど、なんか改善していこうという内容よりもその4段階っていう解説の仕方が馴染めなかったかな。そうだね、それそのものの善し悪しでなく、馴染めるかどうかかな。そっちが大事になってる。

それとこのビジネス本を読んでわかったのが、この本は普通のサラリーマンを対象にした、サラリーマンが書いた本ということ。当たり前だし、いまさらって感じですが。出てくる具体例とかが全部サラリーマンについてなんです。「通勤中にこんなことができます~」「会社の先輩に相談してみて~」「同僚とこうして~」「グループで企画を~」とかとか、残念ながらどれも僕に当てはまらない。

そうそう、数年前に「朝活」という言葉が出ましたよね。出勤の前に英会話の勉強をするとかカフェで資格の勉強をするとか、そういうやつ。あれは自宅と仕事場が別で、出勤時間が厳格に決まっている人にしか使えないもの。家で働いてるフリーランスがそれをやっても、ただただ自分が仕事をはじめる時間が遅れるだけなんですよね。

その本を読んだのは4年くらい前かな。世の多くの人はサラリーマンなのは知ってたんですが、その本まるまる1冊が僕に馴染めなかったことに当時ショックを受けたのです。

それでもっと自宅勤務のフリーランス向けの本とかないもんかなって思ってます。

フリーランスでコマ撮りやっている人向けの啓発本とか誰か書いてくれないもんかね。