No.1キャバ嬢になりたい。

コーチングの話だけどさ、誰かに話を聞いてもらうってすっごい楽しいですよ。

キャバクラとかホストクラブも、そうなのかな?行ったことないけど、話を聞いてくれるんでしょ?楽しいと思う。キャバクラは行ったことがないから1度行ってみたいと思っているけど、行ったことのある友人(男性)から「泰人はたぶん高級なキャバクラじゃないと満足しないと思う。女の子の話すレベルが違うから」って言われて(そうかもしれん)と思ったけど高級なキャバクラというのがいったいいくらお金を持っていたらいけるのかわからんから怖い。

あとホステス(?あってるかな、キャバ嬢じゃない感じの方)をやってたという友人(女性)から「泰人がお店にきたら絶対に落とせる。真面目な人ほど簡単にはまる」って言われて、やっぱ行くの怖いなーって思ってる。

いやいや、キャバクラの話がしたいんじゃないよ。

ふだんね、みなさんも友達とか職場で会話をしてると思うんですけど、「話を聞くだけ」をしている人っていないんですよ。わかりやすい例だと僕の父親が全然人の話を聞いてないんですけど、どんな話題をしてても自分の意見を言いだして食べ物だろうが文化だろうが最終的には日本とアジアの歴史のすごさを語りだすんですよ。もう、家族は諦めてるんですけど(笑)うーん、最近は落ち着いてきたかな。

話を聞いているときに相槌をうつと思うけど、たいてい相槌に終わらないんですよね。
「うんうん」「ふーん」「そうかー」は相槌だけど
「分かるわかる」から徐々に自分の意見の度合いが増してきまして
「そのお店、私も行ったことある。いいよねー」とか
「僕の時はこうだった」とかなんか違う事例を持ち出してきて
「こうした方がよかったかもね」って意見を言い出す。

女性は会話に共感をして、男性は解決策を言いがち、っていう会話の仕方の差についてはよく言われるけど、そんなことで終わってないで、もっと聞くことの大切さを考えた方がいいと思う。

コーチングで自分が話しててわかったけど、話すときって最初はなんでもないことから始めるけど、しばらく話していると自分が本当に気にしていたこととかに本人が気づいて、より大事な話題(よりパーソナルな事というか)に移行していくんですよ。でも普通の会話だと話しはじめの段階で聞き手の頭の中に話したいことがでてきちゃって「俺の場合ね~」「そういえば、こんなこともあったわ~」って言い出すんですよ。みんな話したくてしょうがないというか、頭の中に出たことを言いたくて我慢できない、僕も含めてみんな。そして話題がどんどん変わっていってしまうと、実は本当に話したい事まで到達しなくて消化不良みたいな感じになる。

「聞くのが上手」っていうのは、もっとわかりやすく言うと「相手が話している間は、うなずく以外の行為を一切しない!最後まで何もしない!」ってことだよ。もう、ずっと黙っててほしいんだよ。この点で犬や猫が愛される理由がわかる。だって彼らは話を聞いてくれるもの。友人は話を最後まで聞かないもの。占い師やカウンセラーもそういう存在だとおもう。

まぁ、普段そこまでの会話をしたいってみんなが思ってるか知らないけどさ。もっと情報交換だけの会話とかただ楽しいだけの会話ってのが普通なんだろうけど。コーチングをうけてたら「他の人とはこういう会話の仕方って普通できないんだな」って思ってしまったのです。

そんな会話についてのことをコーチングを受けている1年間考えてたんですが、最近すすめられた本『愛と癒しのコミュニオン』というのに、そのことが書いてあった。これは僕のコーチの越智さんの先輩の方から勧められたのですがコーチたちがやっている傾聴についての本。まだ読みかけだから読了したらまた日記に書くけど、なんかもうまとめられている文章を読み始めたら、同じだけど自分がいままで未熟ながら考えていたことを記しておきたくなって、慌てながら今日の日記を書きました。

できれば無重力日記は完成した文章ではなく僕の考えの変遷の軌跡としてつづっていきたい。なんか完成する前の話の方が面白い。あ、本でもそうだ。ビジネス書とかで方法論をステップ形式で書かれたものより、その著者がその考えに至るまでの半生とか失敗の思い出話とかのエッセイの方が好き。

人は死ぬことで完成するっていう考えがあるけど、ならば未完成の方がよっぽど面白いじゃん、っていう気持ち。